米は収穫の始まるときでなければ、米價を決めても事実行われないのであります。それまでは使うことができません。供出の始まつたときに初めて新米價が生きて来る。併しその他の物價は毎日々々取引がありますから、やはり必要な品物は成るべく早く公定價格を決めて、その取引が円滑に行われるようにしなければ却つて生産は減退する。こういう見地から必要なものはどんどん発表したわけです。
米は収穫の始まるときでなければ、米價を決めても事実行われないのであります。それまでは使うことができません。供出の始まつたときに初めて新米價が生きて来る。併しその他の物價は毎日々々取引がありますから、やはり必要な品物は成るべく早く公定價格を決めて、その取引が円滑に行われるようにしなければ却つて生産は減退する。こういう見地から必要なものはどんどん発表したわけです。
ちよつと今お尋ねの趣意がはつきり私に理解できなかつたのでありますが、もう一度おつしやつて頂きます。
その議論がどうしても通らないのであります。向側には……。
不幸にして日本の現状は決意だけでは通らないことがときどきありまして誠に遺憾だと考えております。
労働爭議が頻発することは、日本の今日の立場において殊に遺憾とすべき問題であることは只今お話の通りであります。この爭議を政府の施策によつて経営者と労働者とが互いに協力する態勢に持つて行く必奨がある。どういう施策をとつたという御質問であります。我が國の労働組合は極めて浅い歴史しか持つておりません。併し諸外國の労働運動に古き歴史を持つている國におきましても、労働爭議の円満なる解決が必ずしも政府の施策によつて直ちに解消するものでないことは、恐らく歴史によつて御承知のことと思うのでありまして我々の立場からいえば、眞の民主主義の國家は常に官憲の法律若しくは行政的の処分によつてのみ問題が解決するという行き方であつてはならない。国民各自がその職域に
岡本君のご指摘のような場合は、今日までしばしば見られたのでありますが、一面において、事業経営者が極めて勇氣に乏しい。良心的でなかつたという要素も、かのような傾向に拍車をかけておると思われるのでありまして、例えば株式会社の経営を委任されておる重役はその株主の利益擁護のために、みすみす赤字を出すに決まつた賃金を支拂うべき立場にはいらない。これは私共の常識であります。然るに過去終戰以來の今日の傾向を見ると、資本の利益は毛頭もこれを擁護する勇気を持たない者が、一方組合側の賃金要求に押されて、みすみす赤字であり、会社の基礎を危うくすると知りながらも、高い賃金の要求をして來たというごとき現象が、幾たびか現れたように思います。そういつたような経営
安定本部の中に会社を監査する部門がありまして、その会社の賃金が果たして堅実なる基礎の上に立つておるか等の問題を監査しておるのでありますが、若し会社側から要求があります場合には、適当の人間を派遣しまして、監査することにいたしておるのであります。併し根本は会社の経営者が堅実なる経営振を発揮しない限り、事業の前途は非常に困難でありまして、政府においても十分の施策をしたいと思いますが、それと同時に又労働組合も経営者もその全体の福祉のために健実なる会社の事業を守り立てて行くという決意をすることが根本の問題であると考えておる次第であります。
角田君が御指摘になりましたごとく、終戦以来青少年の犯罪が著しく目につくことは、まことに憂うべき現象であります。子供というものは、とかくおとなの影響を受けやすいものである。従つて犯罪の撲滅には、青年も少年も、ともに一つの道によつてこれを矯正する以外には方法はないと思います。さしあたりの問題としては教学の刷新である。かように考えておる次第であります。 なお最後に、食糧管理法を廃止する考えはないかという質問でありましたが、政府は廃止する考えはもつておりません。(拍手) 〔亀田幸吉君登壇〕
小千谷工場の生産管理問題に附随して起りました検挙事件の概要の報告は、現地から受取つております。その報告によりますれば、ただいま清澤君のお述べになつた事実と多少相違の報告が参つております。従つて、本日ここでお述べになつたごとき事案がほんとうにあつたかどうか、再度これを調査いたしまして、もしかような不法な事実があつたとするならば、政府として十分これに適切なる措置を加えたいと考えております。(拍手) ――――◇―――――
財閥の解体については、野坂君もかねて御承知の通り、ポツダム宣言の規定するところに從つて、今日まで種々の方面から財閥勢力を瓦解することに努めてきたのでありまして、今日においては、ほぼその事業も終了しておると思います。あとは、かつて財閥の威力を振つていた会社に殘つている重役、経営者の任免の問題が殘つておる程度であります。人的構成においては、大体これを一新することができたと思います。また財閥の持株等については、持株会社整理委員会がこれを全部管理しております。最近にはその一部分を一般市場に賣却をしております。その他財閥家族の日常生活に対しても、嚴重な制限を加えており、一々の生活費にまで監督を怠つていないというのが現状でありますから、われわれ
財閥関係者であつて追放を受けている者が、なおかつ今日の日本の財界に隠然たる勢力をもつているかどうかという御質問に対しては、私の承知している事実に関する限り、かような事実は概括して言えばないと思います。しかしその間に、あるいは野坂君が特に承知しておられるような一、二の事実があるかもしれない。私の知らない隠れた事実があるかもしれませんが、私の今日まで受取つた情報によれば、日本の財閥関係者にして、なおかつ日本の財界に偉大なる支配力を與えているごとき事実はないと承知しております。孫科氏がなぜこういう見解をもつようになつたかという事実は、政府は何も情報をもつておりません。
ポツダム宣言の規定は、連合軍が監督をして、日本國の軍事施設を、うべて破棄することを命令したのでありますから、それに基いて指令通りに日本の非軍事化を徹底的に行つたのであります。從つて日本の関する限り、呉の軍港並びに軍事施設は、連合軍監視のもとに破壞したのであります。現在この軍港は連合軍の管理のもとにありますから、政府としてはその内部の詳細を知ることは許されておりません。しかし私の信じておるところでは、呉軍港が再建されるなどということが、とうてい想像せられない事実である。かように信じております。
孫科氏がかようなことを言つた動機について、何も政府は情報をもつていないのであります。だが野坂君に申し上げますが、一々の外國人の発言を、この委員会の席上でお述べになつて御質問になりましても、政府としては一々の外國人の言葉に責任をとるわけにはいきません。將來これと同じような御質問がありましても、政府としては、情報をもたない限りは、答弁をいたすことはできません。
極東國際軍事裁判所は、御承知の通りに、占領軍が軍の統帥権によつて行つている軍事裁判であります。日本政府としては何らこれに関與いたしておりません。
これは法律上の見解が違うのかもしれませんが、極東國際軍事裁判によつて処罰せられたとか、釈放せられたとかいうことは、日本の法律には何ら関係がない。從つて戰犯者であるからこれをどうするとか、戰犯者でいなからどうするという差別待遇を、特に日本の法律では規定しておらぬのであります。
私どもは法治國である限り、法律に基いて行政をやつておるのでありまして、法律に根拠のないことをやるということは考えておりません。
今のお尋ねは、戰犯者ばかりではなく、公職追放者の問題を含んでいるわけですか。
私は孫科氏は、公職追放者のことを言つてないように承知しておつたから、戰犯者のことだけをお尋ねになつているのかと思いましたが、孫科氏の言葉の中には、やはり公職追放者の問題もはいつておりますか。
それならわかりました。公職追放者に対してはポツダム勅令の定めるところによつて、それぞれ適当な監督を加え、また公職追放者が禁止された活動をしないように、法務廳の中には特にこれに必要なる部署を定めて、それぞれポツダム宣言に基く政令その他の規定に違反しないごとく、十分の措置をとつております。
連合國は今日まで賠償として、日本船舶をもつていつた例はありません。ただ海軍の鑑船については別であります。しかし一般の私有に属する船舶を賠償として撤去した例は、まだ起つておりません。