中崎君のお話のように、わが國の通信及び運輸特別会計においては、終戰以來莫大な赤字を出しておる。日本は米英その他と違つて、運輸及び通信を主として國営に一任しておる結果、その赤字がひいて一般國民に租税の過重となつて現われておる。いわばわが國特殊の現象ともいうべきものであります。これらの問題は、根本にさかのぼつて考えて、一切の赤字の政府事業を民間に拂下げたならば、これで黒字の経営ができるのかどうかという点まで深く掘下げて研究すべき問題であると考えますが、現在の段階においては、それらの問題をとり上げて考慮しておるわけではありません。さしあたりの問題は、國営事業の赤字をどういう方法で埋めるかということであります。それには特別会計は赤字を出した
