ごく具体的に結論からお答えしますが、現在の内閣において議会に提出しておる法律案及び予算案、並びに組閣以来発表したる政綱政策、これがわれわれから申せば、具体的に中道を歩む政治の方向である、かように信じておるわけであります。
ごく具体的に結論からお答えしますが、現在の内閣において議会に提出しておる法律案及び予算案、並びに組閣以来発表したる政綱政策、これがわれわれから申せば、具体的に中道を歩む政治の方向である、かように信じておるわけであります。
具体的な結論を申し上げた理由は、中道政治とは何かというような問答は、これは政治学研究室なんかで論議するならば、非常にふさわしいのでありますが、予算委員会において政治学の教室で論ずるような理論を答えることは、適切でないと考えて、私は申し上げなかつたのであります。中道を歩む政治という観念は、日本ばかりではありません。これは世界を通じて一つの政治政策の具体的な問題となつております。そのことは一月四日にトルーマン大統領がアメリカ國会に出した教書の中にも、トルーマン政府は中道を歩む政策でいくのだということをはつきり申し述べておる。今日ヨーロツパ諸國においても、経済再建に努力しておる政府、フランスのシユウマン内閣のごときも、やはり同じような意味
ただいまのお尋ねは、これを詳しく論義いたしますと、おそらく二十世紀初頭以來の思想の問題に端を発して、最近に至る世界の経済学説、あるいは実際の政治に論議しなければ決定されないような広汎な問題であると思いますから、さようなことを無論御質問になつておることではないと思います。從つてごく簡單に申しますと、資本主義の積弊を排除するという意味は、十九世紀以來の自由経済に不可分な資本主義の行き過ぎ、これは上林山君も御承知の通り、個人の富というものを分量的に考えないで、人類の福祉ということに結びつけて所有権を行使するという思想は、第一次世界大戰以來、世界の一部において有力に主張せられたところであり、また労働問題その他についても、資本と勤労階級の立場
中道政治というものを永久に実行していくつもりかどうかという御質問でありますが、申すまでもなく、今日のごとき世界の激変の時代において、今とつておる政策が、百年、二百年の後に至るまで、何らの変更なしにいけるかどうかというような見透しをつけることは、非常に困難であります。政治というものは生活であります。その時代と、その時の必要によつて、その時勢に最も適する政治を行わなければならぬことは、申すまでもないことでありまして、民主党がこの政策を永久に維持するかというようなことは、今日からは全然見透しはつきません。そのことは日本の政党ばかりでない、今日の世界の政党が、百年間同じ政策をやつてきたかという歴史を研究なされば、最も明らかにわかることであり
現在の日本の置かれておる環境において、占領軍の政策に対して政府が好意をもつておるか、もつていないかというごときことは、一に上林山君の叡知に信頼しまして御想像に任せます。
極右とは右翼の極端なものを言い、極左とは左翼の極端なものを言うということが、極右という言葉、極左という言葉に当るのだと思います。從つて極左の政策とは何ぞやと言われれば、これは共産主義だと思う。極右とは何ぞやと言えば、ごく平凡な言葉で言えば、これは反動政策、かように私は解釈しております。
その問題は先ほどもお答えした通りでありまして、私どもから言えば、共産主義は極左と言つていいと思います。それから反動政策は極右と言つていいと思います。これを何を指して言うかということは、上林山君と私との間に、そう意見の相違があるわけはない、これはきわめて常識的な問題でありますから、上林山君のお考え通りでよろしいと思います。
私の発表している固有名詞ということを、直接お話くださればお答えいたしますが、それだけでは質問の趣意がちよつと私にはわかりかねます。
山下君の御質問にお答えいたします。この國家行政組織法案と言います法案は、在來勅令政令を以て規定しておつた行政組織を新たに法律を以て規定したのでありまして古い各省官制通則という名前の勅令によつてほぼ國家行政組織法と同一の形態のものが行われておつたのであります。でこの新らしい法律が主として目標としておるのは、終戦後の新らしい行政組織の改廃をどういうふうに改めて行くべきかという点にあつたのでありまして、それは憲法並びに國家公務員法の規定によつて官吏が國家に奉仕すべき任務についても新らしき考え方が行われることになつておるのでありますから、その意味において旧來の各省官制通則とはその内容の、形においてよりも、むしろ精神において飛躍的な改革が行わ
只今國家行政組織法の中に特に芦田内閣の政策が盛り込んであるかというお尋ねでありましたが、これは如何なる内閣でありましても、この程度の組織法を作るということが、これは当然でありまして、特に芦田内閣なるが故にこの点についての特色とすべきものを挙げろという御意見でありますれば、私の方の内閣として特色とすべき点は、この中には織込んでありません。府というものを設けたのも新らしい制度ではありません。今まで総理廰と言つておつたのを今度は総理府という名にする。司法省が法務廰になつたそれが法務府になる。これは名前を変えましたのは制度の必要上変えたので、内容実質上において、特に從來の総理廰が総理府となることによつて大きな変更を受けるということではないの
本部というのは主として安定本部を指すのでありまして、これは御承知の通り從來安定本部の命は一年ずつに切つて出しております。極めて臨時な制度でありますから、特に安定本部というものは各省とは別な取扱い方をする。こういうふうな育て方にしておるわけであります。それから能率化の問題は、正直に申しますと、法律規則による部門は、例えば重複したる機関を統合するとか、或いはその地事務の妨げとなるがごとき徒らに煩瑣なる組織を簡素にするという部門においては、法律の力によつてこれを改めることができるのでありますが、現在の行政組織全般についての進め方は、むしろ臨機的改正の部門に重きを置くべきである、かように考えております。國家行政組織法の中には特に行政の能率化
今日の國務大臣の大部分はそれぞれの事務の管掌によりまして、或いは賠償事務でありますとか、或いは行政調査部の仕事であるとか、地方財政委員会の仕事であるとか、事務の管掌上分担をしているわけであります。併しながら今日までの経験によりますと、少しもこれがために不便を感じたことはないのであります。今後或いは外局の長であつても、場合によつては國務大臣を以てこれに当たらしめることがあるかも知れないと思いますが、これも少しも差支えない。かように考えている次第であります。
外局の長に当つて差支えないということは書いてございませんが、外局の長とすることができぬとも書いてありません。外局の長になつても差支えないと思います。
例えば安定本部のことにつきましては、私が総裁であり、安本の総務長官は國務大臣でありますが、私の指揮命令を受けます。又行政調査部の仕事をしておられる船田國務大臣は、その所管の事務に関する限り総理大臣の管轄を受けるのであります。その点は少しも差支えはないのであります。
小川君の質問にお答えいたします。法務総裁のことを特にここに書きましたのは、別に各省大臣よりも法に通じた特殊の理由があるというのではありません。從來各省の中で扱つておつた仕事以外に新らしく法務府なるものを設けましたのは時代の進化に伴つた新らしい制度であります。從來国民の間で十分法務の方の仕事が理解せられていないことを懸念いたしまして、特に法務総裁のことを書いたわけであります。各省大臣と誰も、無論内閣総理大臣が最も適任者を選ぶことにおいては、少しも法務総裁の場合と異つておりません。新らしく法務総裁なる地位が設けられたがために、念のためにかような箇條を入れたに過ぎないのであります。 それから宮内府は將來宮内廰となります。名称は府と廰と
只今小川君の御意見はよく承わりまして、政府においても十分考慮をいたしたいと思います。
お答えいたします近代の民主主義を採用しておる國家におきましては、申す迄もなく法治國の精神が國内に徹底するごとき施策を行わなければならないのであります。法の尊厳を維持することが國内の民心を安堵せしめる最も根本の條件であることは御承知の通りであります。それがためには國内の優秀なる人材を裁判官に配置し、廣く國民の信頼を博するごとき立派な司法の権威を示さなければならんと考えるのであります。そういう意味におきましてイギリス、アメリカ等においても、特に裁判官に優遇の途を開いておることも御承知の通りであります。我が國においては不幸にして今日までその点においてやや司法の尊厳を維持する方法を考慮しなかつた点があると考えられるわけであります。そういう意
お答えいたします。行政整理及び行政機構の改革につきましては、行政調査部において絶えず臨時の会合を開いて、又閣僚と懇談する機会を作り、極めて熱心に調査研究をいたしておるのでありまして、すでにその一部の提案は内閣の閣議において決定をいたしたのであります。尚残つている部分について今日審議続行中でありますが、恐らく一應の案は來月の終りを待たずして決定すると存じております。 尚この行政整理に伴う予算の問題は整理を行なつた初年度は一時国家の経費は増加いたします。整理すべき人員に支給する手当等が相当の多額に上りますために、行政整理を行なつた初年度は原則として経費が一時膨張いたします。併しこの膨脹は第二年度以下の年次旭整理によつて容易に償うこと
その後いろいろ考えました結果、やはり行政機能の上から考えまして、特に一々部局の部門を……或る程度行政の首腦たる政府に任意変更する権限を持たしめることが適当である、かような考えに更に一度立て変えたわけであります。この問題は、当初からそういう考えで、衆議院その他においても一應の決定を見たのでありまするが、参議院の御意見を尊重して、部局の設置変更についても法律によるという例を暫く採つて來たのでありますが、更に今囘この案を作ります際に元の考え方に帰つて、もう一應参議院において御審議を願いたい、こういう考えで提出したようなわけであります。
ただいま議題となつております案件についての小澤君よりの質疑にお答えいたします。 先ごろ議会運営委員会において政府が表明いたしました通り、昭和二十三年度予算案につきましては、本月十五日前後に國会に提案するよう、目下政府の力をあげて準備をいたしております。なお第二國会において審議を求めるべき法律案につきましても、それ以前にとりそろえて提出するように準備を整えております。政府の意のあるところを明白に申し上げて、國会の了承を請う次第であります。(拍手)