御指摘の国際条約との関連においてのお尋ねにお答え申し上げます。 現在警察が使用しております催涙ガスは、御指摘のとおり、クロルアセトフェノンでございますが、これは一時的に催涙——涙を催させて人の行動を抑制する効果を有するにとどまっておりまして、人体の組織に何ら障害を残すものではないと存じております。御質問のように、毒ガスの戦争使用禁止を取りきめた国際条約等については一応のことは承知しておりますが、これらの条約等に言うところのいわゆる毒ガスの中には、現在警察が使用している催涙ガスのごときものはその性質上含まれないと解されます。このことは、これらの条約の加盟当事国におきましても催涙ガスを警察装備として使用しておるところから見て明らかだ
