大臣が福岡の旅行先において、防衛区域について「日本国」という言葉を使えばいいじゃないか、沖縄、小笠原、歯舞、色丹の施政権が返り、その領土が返ってきた場合には、条約を改正しなくても自然に入ってくるわけだから、それが一番適当であろうという意見を述べておられますが、この「日本国」という言葉の中には、施政権を持っておりますところの沖縄、小笠原も当然に含まれると解釈をすべきであろうと思われるのでありますが、この点どうですか。
大臣が福岡の旅行先において、防衛区域について「日本国」という言葉を使えばいいじゃないか、沖縄、小笠原、歯舞、色丹の施政権が返り、その領土が返ってきた場合には、条約を改正しなくても自然に入ってくるわけだから、それが一番適当であろうという意見を述べておられますが、この「日本国」という言葉の中には、施政権を持っておりますところの沖縄、小笠原も当然に含まれると解釈をすべきであろうと思われるのでありますが、この点どうですか。
その点は総理と話をきめましたのですか、どうですか。
「日本国」という言葉はわれわれも適当であると考えておりますか、そういたしますと、もしそう主張するとしますと、別に交換公文とか議定書とかを作る必要があると思いますか。
大臣のお考えとしては、結局条約の適用地域と防衛地域とは不可分のものにしたいというお考えなのですか。
内乱条項を削除するというのは大臣の構想のようでありますが、これは総理もその通りの考えでありますか。
われわれが心配しておりまするのは、この二十数万の自衛隊は、普通の戦闘にはなれているかもしれませんが、まだ革命戦にはなれていないと思います。ところが左翼団体が数十万ある。これは常に革命の演習を争議とからんでやっておるのです。これはおそるべきであろうと思うのでありますが、そういう場合も予想いたしまして、そうして内乱条項はむしろ置いておいた方がよくはないかと考える人もたいぶ多いのでありますが、この点いかがでありますか。
もちろん日本の体面から申しますると、それは置いてはならぬとわれわれも考えられるのでありますが、一面においてそういう心配が伴うのでございます。 それからアメリカ以外の国の駐兵を拒否する義務を規定してありまするが、これも彼らが希望しなければいいが、アメリカがこれを非常に熱望すれば、むしろ残しておいた方がよくはないか。何しろ防衛力のない日本を守ってくれるだけでも、日本にとっては大へんな役得でございまして、基地の提供くらいではこれを償うことはできぬと思うのです。それでありますから、向うが希望すればこれを残しておいたらいいと思うのでありますが、いかがでありますか。
ダレス長官が病気で入院しておりますが、まだ外務省ではいいか悪いかの情報は参っておりますか。
この病気がもし長続きいたしますと、安保条約の改定もおくれるのではないかという心配がありますが、その見通しはいかがでありましょうか。ところがそれについて、大臣は三、四月ごろまでには退院する、官房長官や幹事長はとても問に合うまいというようなことを言っておりますが、どうでございますか。
朝鮮人の帰還問題について、これにからみまして、釜山に抑留されておりまする百五十三人の漁夫を人質みたように考えておるらしいのでありますが、これを救出するために外務省として当然に努力しておられることはよくわかっております。それで国際赤十字のその後の動きはどうでございましょう。
昨日の農林水産委員会における政府側の答弁の中に、李ラインでつかまった者に対して国家が補償の義務があるかどうか問題だということを言われたそうであります。それでは日本政府が李ラインを認めておるということになるわけです。これは実に重大だと思うのでありますが、大臣の考え方はどうでございましょう。
日本の漁夫は李ラインのあの周辺でもって一番つかまっておるのでございますが、大臣は防衛庁と緊密な連携をとってもらいたいと思うのです。李ラインのはるか向うに、もとの日本の領海でありましたところに、監視の艦艇を置くべきじゃないか。李ラインの手前にばがり監視艇を置いておるようでありますが、これはまことに不都合きわまることであると思うのであります。すべからく防衛庁と協議して完全に装備した艦艇を李ラインのはるかかなたに、日本ラインを敷いてもいいです、そうして監視せしむべきであると思うのですが、こういう構想については大臣はどうお考えですか。
向うの方で発砲するのに、こちらの方では拳銃を入れた箱にかぎをかけておるんだそうですね。そういうように最初からいくさをしないという建前でいくから、ますますなめられてしまう。これはぜひ考えてもらいたいと思います。 さらにILO条約批准問題の解決が迫られております。これについて政府がどう対処せられるか、同じ労働運動でも、西ドイツその他西欧諸国の労働運動と日本の労働運動とば、まるで様相が変っておりまして、日本はまことに熾烈な状態であります。そういうときに、日本政府としてどういう措置をとられますか。
総評の岩井事務局長が中共から帰って、向う側の意見であるとして、日本の中小企業の貿易は総評にまかせればいいのだ、そうすればわれわれはこれに応じて取引ができるのだ、特にウルシその他から始めたいということを言っておるそうでありますが、総評がもしこれに応じて乗り出すようなことがありました場合、政府としてはどういう態度をもって臨まれるか、お伺いしておきたい。
外務省の発案とし、計画として、日本人の移住地に移住専門の総領事館でも設けて世話をさせるという考え、これはわれわれ賛成でありますが、その内容、要点をちょっとお漏らし下さればけっこうだと思います。どなたからでもけっこうです。
最近の新聞によると、フィリピンのルバング島に二人の日本兵がゲリラ戦を続けておる、これはどうしても救い出してやらなければならぬと思う。笑いごとでも何でもない、これは重大だ。国民の思想の上にも大きな影響を及ぼすと思うのです。まだ終戦になったことを知らないで、ほんとうに彼らは軍人精神に徹して、降服することを知らずに、ただ戦いあるのみというような考えで戦い続けておるのでございますが、フィリピンの諸君も母国心かあるならば、この二人の兵隊の行動にもむしろ同情すべきだと思うのです。それで、日本政府といたしましては、直ちに手を打って、フィリピン政府と交渉せられて、この二人の日本兵を救い出すことに努力していただきたいと思うのでございます。これがために
その具体的な措置をちょっとお漏らし願いたい。
それでは私はこれで終ります。
宮内庁長官にお尋ねいたしますが、この皇太子殿下の御成婚につきまして諸説ふんぷんとして、国民はいろいろの誤解を抱いておるのでございます。私は、皇太子が平民の娘をそのきさきとして選ばれたことを非常に喜んでおります。平民であろうが新平民であろうが、粉屋の娘であろうが何であろうが差しつかえないと私は考えておるのであります。こういう点において、私は欣快にたえないと考えておりますが、その婚約の過程においていろいろの謀略、策略が行われておるということが、最近の週刊雑誌やその他の刷りものにおいて世間に流布され、これによって国民が非常な疑惑を抱いて、国民の頭は割り切れないような感じになっておるのであります。この際それが事実であるかいなかを長官から明確
片一方にそういう婚約がありながら、これを破棄して婚約をするということは、世俗、人情に反し、道義をじゅうりんし、将来の国民の象徴たるべき人を作り上げるにはふさわしいことではないと思うのでございます。そういう婚約者があるかどうか、その点をお伺いいたしたい。波多野という青年です。