岸総理の親書が、台湾政権の蒋介石総統にもたらされたそうでありますが、これに対する総統の意見が、各新聞にまちまちに載っております。あるいは了解したといい、あるいはまだ怒っておるといい、まちまちでありますが、どれが真相でございますか、政府の入手した情報をお聞かせ願いたい。
岸総理の親書が、台湾政権の蒋介石総統にもたらされたそうでありますが、これに対する総統の意見が、各新聞にまちまちに載っております。あるいは了解したといい、あるいはまだ怒っておるといい、まちまちでありますが、どれが真相でございますか、政府の入手した情報をお聞かせ願いたい。
中共との民間交渉はありましたが、国旗の掲揚について、日本の政府と向うとの折衝はあったのでありましょうか、どうでしょうか。国交が回復されてないにしても、そうした折衝は自由自在にできるわけでありましょうが、どうでしょう。
この国旗の掲揚は、蒋介石総統を憤慨させるくらいに台湾の心証を害しておるのですから、政府としては、すべからく国旗掲揚を祝祭日にとどめるとかなんとかいうように折衝してもらいたいと思うのでございますが、それはいかがでございましょうか。これは自由自在にできることでございましょうが、なぜやらないのですか。
それはぜひ政府として折衝してもらいたいと思う。よしんばそれが中共にいれられるにしてもいれられないにしても、一応折衝して、その上で台湾に親書を送られることが、われわれは道理にかなった順序であると考えます。その折衝をしないで台湾に親書を送ったところで、蒋介石はおそらくこれを了承することはなかろうと思うのでございますが、政府の意向はいかがでございましょうか。
国交が回復されない前においても、たとえば吉田内閣のときなんかは、サンフランシスコ条約がまだ締結されない前において、領事館にかわるところのいろいろな在外事務所をたくさん方々の国に設けた。そこは自由自在にできることになっておるわけでございます。政府としてはこういうことについては何かの手を打つべきであろうと思う。できるできないにかかわらず、それが台湾に対するところの一つの礼儀でもあると私は考えておるのであります。やるべきであろうと思うのでございますが、いかがでございますか。
ソ連の一方的な核実験停止の宣言が出て、世界に非常なショックを与えておるのであります。原爆の被害国であります日本としては、こういう機会を逸しないで、時を移さず急速に米英にも申し入れて、日本の熱望をはっきりさせるべきであると思うのであります。ソ連の方では、自分たちが停止しても、米英の方で停止しなければ、またやるかもしれぬといったようなことを言外にほのめかしておるわけでありますから、米英に対してこういう停止を申し入れることは急速を要することで、ほとんどそれは間髪を入れずしてこれは申し入れるべきである。じんぜん時を移すべきでないと私は考えておりますが、いかがでございますか。
米英に対して停止を申し入れるということは、これは当然な日本の態度でなければならぬ。よしんばそれができるにしてもできないにしても、日本国民の意思は全世界に表示をしておきたい、これがわれわれの希望でありますが、それは政府としてやっていただけるでありましょうか、どうでありましようか。
今までと違いまして、新しい事実が現われましたのでありまして、日本としては乗ずべき絶好の機会であると思うのであります。こういう機会に沈黙しておったのでは、今までの米英に対する申し入れが果して真剣であったかどうか、世界は疑うでありましょう。日本の国民といたしましても、政府の態度は信用しないでありましょう。これはわれわれの選挙対策としても、どうしてもやらなければならぬと思いますが、どうでありましょうか。
私はソ連の意図が何にあろうと、そんなことは全く日本として何も考える必要はなかろうと思う。平和攻勢の戦術として、彼らがそういうことを宣言したとしても、そういうことは何もこちらで深入りしてせんさくする必要はない。表面に現われた事実だけをとらえて、もってこれをたてとして米英に突っ込むべきであろうと思うのであります。こういう点についてどうお考えになりますか。
それから日ソ漁業交渉が行き詰まったような形でありますが、向うが平和条約とからんで解決しようとかかっておるようであります。日本はこれを分離して交渉しようとしておるのでありますが、そういたしますと、向うがどうしても一括して解決しなければ相談に応じないというような場合は、これをそのまま延引するわけでありますから、漁業者の迷惑というものは相当深刻であると思うのでありますが、どうなりますか。
そうしますと、平和条約と切り離すとなると、平和条約を締結するということをどうも日本の方からきらっておるようでありますが、いつになったら有利な情勢が出てくるか。その有利な情勢というのは、たとえばどういうことであるか、それが国民はさっぱりわからないのです。疑念を持っておるのです。この点について一つ大臣の御意見を承われれば幸いです。
向うの方では、もう全部、歯舞、色丹までもソ連の領土であるとして、一昨年われわれが行ったときには地図を塗り変えてしまっておるのです。よほどの交換条件がない限り、彼らが南千島を返すなんということは、おそらく考えないと思うのです。友好関係、友好関係ということをみんな口癖のように言いますけれども、共産国家と自由主義国家とは水と油のようなもので、いつまでたっても、とうていこれが融和できるはずのものではない。敵は敵、味方は味方、これははっきりしておる。向うの方ははっきりと割り切って敵味方を分けておるにかかわらず、日本だけはこれを混合して考えるようなふうがある。これは私は甘いと思うのです。それですべからくこの領土問題についても強硬に突っぱって、せ
向うの方ではっきりと割り切って考えているのです。それを日本が友好関係を主張したところで、向うはちっともそういうふうに考えておらぬのであります。それはどちらでもいいといたしまして、それから別の問題でありますが、韓国は竹島を占領し、季ラインを引いて横暴の限りをきわめておりますが、このことについて韓国の作り主であります米国に、必ず今までも何回も折衝せられて米国の力をかりて、この李ラインを撤廃するとか、竹島から撤退するとかいうようなことを頼んだはずでありますが、それはどうでありましょうか。その折衝はこれまで何回かしておられますか。
これはアメリカにすべからく折衝して、アメリカから言わすべきであり、また一方においては国連を利用し、そうして国連からして制肘せしめるべきであろうと思いますが、この点についてはいかがですか。
これで終ります。
須磨彌吉郎君。
このインドネシアに限らず、南方の賠償が、日本側が南方諸国との経済交流に資したいという考えで交流するのと方向が違って、それらが往々他の方面に乱用される。極端に言うならば、向うの一党一派のための選挙費用にまで乱用されるようなおそれすらあるという説もあるのです。それでそういうことのないように、両国の間に取りかわされる文書以外に、両国の間の何か紳士協定みたいなものがなければならぬはずだろうと思うのでありますが、そういうものはございませんか、どうでしょうか。
でありますから、両国が取りかわす文書以外に、お互いに日本の希望を向うに通達し、そうして向うと話し合う文書以外の紳士協定というものがあったのでしょうか、どうでしょうか、あったとすれば、具体的にどういうことを……。
さっき並木委員が質問されましたが、戦ったことのない南方諸国の賠償に責任が生じたのはどういうわけかということであります。政務次官のお答えもさることながら、日本が南方の諸国に対する賠償の責任が生じたのは、南方諸国は本国の日本に対する賠償の請求権を継承したものであるという説もあるのでありますが、この点どうお考えになりますか。
よろしゅうございます。 —————————————