私たちは、日ソ交渉の妥結を何も急ぐ必要はないと考えております。むしろ向うの方にあせらせて、そしてこっちは待っておればいいくらいに考えておるのです。つまりただいまは原爆、水爆の時代でありますし、また日本と米国とは軍事協定も結んでおるのでありますから、戦争が起ろうなどという考えは毛頭ありません。講和条約が締結されなくても、戦争なんというものは絶対に起らないという見通しをわれわれは持っておるのでございます。従って何も条約を急ぐ必要はない。あくまでもねばってこっちの有利な条件でもって締結した方がいいと考えておるのでありますが、これについて外務大臣はどういうお考えを持っておられますか。
