平和条約が結ばれた当時は、南方諸国の全部の賠償を合せて七億ドルないし十億ドルというように見越しておったのであります。それが今日のような状態に発展して、われわれまことに遺憾に存ずる次第でありますが、外務大臣はいつも、賠償が妥結すれば貿易が飛躍的に伸張するということを言っておりますけれども、われわれはその根拠がさっぱりわからないのです。飛躍的に増大するというその根拠について、外務省あたりが考えていることを一つお聞かせ願いたいと思います。ただいまフィリピンとアメリカとの間には、貿易に関して協定がありまして、やたらに関税を下げることもできないという状態になっております。どういうお考えでありましょうか。
