日本の経済の発展の過程におきまして、工業発展の方が農業改造よりも先に進み過ぎたということは、事実でございます。従って、農業基本法を作りまして、いわゆる選択的拡大ということで農業の体質改善をはかっていくことになったのも、そこにあろうかと思います。従って、今後農村をどういうふうにしていくかということは、非常に重要な問題でございまして、今後、工業の発達とともに、農業所得の拡大もはかって参らなければいけませんし、あるいは都市労働者と農村労働者との間の格差というものも、調整して参らなければならぬと思います。同時にまた、新産業都市を作ります場合に、先ほど御指摘のありましたように、工場用地あるいは住宅用地として農地をつぶす以外に、大きな面で考えて
