御承知の通り、自動車産業というものは、現在ある意味から言えば、育成の段階にあると申しても差しつかえないと思います。従いまして、日本の自動車産業をある程度確立していくためには、また、輸出商品として確実にそれを成立さしていくためには、ある程度国内の需要というものがあって生産ができる。それによって改善もできるし、あるいは優良な機械を入れてコスト低下もはかり得る、また、材質その他の高度化もはかり得る、こういうことで、ある程度の国内消費は、やはり自動車産業のようなものには必要なのではないか。ところが、御承知の通り、今日では自動車産業は相当そういうふうに伸びてきて、国内需要が満足されてきますと、道路の問題という関係から、お話のように、もうある程
