石油危機の後、世界的に問題になりましたことは、各国が自分だけが国際収支がよくなればよいということで貿易制限、輸入制限をしたり、あるいは輸出奨励をしたり、為替切り下げ競争をしたり、そういうことは世界のために好ましくないから避けようということでございまして、これは、石油危機のすぐ後開かれました七四年一月のローマにおけるIMFの二十カ国委員会でもそういう合意できたわけでございます。その後、六月にはOECDでも同様なプレッジができたわけでございます。それは従来の伝統的な経済政策、すなわち、国際収支の悪いときには健全な財政金融政策等をとって国際収支の困難を乗り切るというふうなことが石油危機の後非常に危なかっしくなった、ともすればもっと手っ取り
