御質問は、いわゆるオイルマネーの害悪と承りましたが、このオイルマネーは、一つは、その規模が急激に大きくなったという点でございます。一九七四年、石油の価格引き上げが本格的にあらわれた年でございますが、産油国の余剰資金、いわゆるオイルマネーは六百億ドルに上っておりますが、これだけの大きな金額が短期間に世界の一部に集まるということは、国際金融に対して非常に撹乱的な動きをもたらすということでございます。その次に、この六百億ドルがどう運用されるかということでございますが、当初におきましては短期的な資金といたしましてユーロダラー市場、あるいはその後米国市場に流れておりまして、これはまた、短期の資金でございますので、非常に流動的な、撹乱的な影響を
