社長はそういうようなサゼツシヨンと言つておりました。
社長はそういうようなサゼツシヨンと言つておりました。
言われた人は私ヘンダーソンじやないかと思いました。はつきり記憶しておりませんが、たしかそうだと思います。
これは私直接知らないことでございます。経理関係において昭和電工で問題を起した。そのために経理担当者というものの責任問題があつたというわけで、経理担当者は社外からとつた方がよろしいという話を社長がしておりました。
ええ。それは社長がGHQでそういうような話を受けて來たという話であります。
そうです。
社内からの補充と社外からの補充と両方であります。
社外から入れましたのは齊藤辰雄……。
標準といつて……。たとえば社長の……。
そうです。お氣に入りと申しますか、社長の事業の範囲で知つておる関係ですから日本水素関係の……。
大体森閥ということでやつたわけです。
それと大体重なつている者もあるわけですが、大体森閥が中心であつたと思います。
これはその当時の昭和電工の中においての風評でございますから、確実な証拠があるわけではないのです。
私は経理担当じやないので、その面については入つてから自分でじかに調べたことはありません。
入つた当時においてはそういう話は直接聞きませんでした。
その問題は労働協約の違反であるということで爭議とまでは行きませんでしたけれども、紛議に入つたことがあります。
これは協約に社内の人事異動については必要なる場合においては組合員の意見を徴するという協約があるのです。その際において意見を徴せずにやつた。
それが紛議を起したもとであります。
日野原社長の方針としまして、しよつちゆう社内において話しておりましたことは、昭和電工の肥料が非常に大きな部門を占めております。肥料の増産ということが非常に國家的に重要な仕事であるので、これについては全力を盡す、万難を排して轉換工事を遂行するということを始終言りおりました。また実際に実行しておられました。
森さんの時代におきましても、聞くところによりますと、やはり肥料の轉換工事には非常に力を入れられまして、それのあとを引継いで、これの完成に努めたのであります。すでに轉換の計画というものは森さんの時代にできていたのであります。
復興計画につきましてはその当時においてまだ緒についたばかりでありまして、今後これを完成するには、相当の努力をしなければならぬという状況でありまして、特に轉換工事である関係上、石灰窒素等におきましては、計画自体についてもいろいろ検討しなければならぬこともある。しかも時期的に言えば非常に急速にやらなければならない。從つて就任後間もなく各工場を視察し、同時にこれを督励して参る。その結果昨年末におきまして、肥料の資金関係の行き詰りを打開しなければならぬという状況になりまして、この問題で社長自体も非常に努力され、やつと資金の融資を受けまして、その結果最近進捗状況としましては肥料関係おしなべて、九〇%以上の進捗を示しております。ほぼ最初の計画が