前農林大臣の周東英雄さんが、私たちと同じ会社の帝国油糧会社の社長から、今度帝国油糧をやめられて政界に打つて出られるというときに、昭和二十一年三月であつたと思いますが、日本の大豆は従来満州から五十万トンないし百万トンほぼ略奪的に持つて来ていた。従つて大豆は輸入でまかなえばよいので、簡單に満州から持つて来られるということのために、国産の大豆をどうするかということについて何人も考えた人がなかつたわけであります。従いまして毎朝の味噌、しよう油等からとうふ、なつとうに至るまで、今後大豆の問題はどうするか。大豆の問題は実はこれは蛋白の問題でありまして、大豆は畑の水といわれるほどに、毎日八十グラムなら八十グラムどうしてもとらなくちやならぬ、蛋白の
