日米両国間にこの安全保障條約ができましたことは、結局極東において日本の安全が維持されることが、極東の平和と安全のために必要である、言い換えれば米国の安全と平和とを含む太平洋全般の平和と安全のために必要であるというところから、両国間にこの安全保障條約ができたのであります。従つてこの條約は、日本にとつて緊急不可欠であると同時に、合衆国にとつても緊急不可欠なものであると考えておるのでありまして、この條約の必要性については、日米両国政府が同等の必要性を感じて締結されたものであります。従いまして、この條約全般を貫く精神は相互平等の安全保障條約でございます。
