農産物価格安定法案につきまして、提案者を代表いたしましてその提案理由を御説明いたします。 御承知のように農産物の生産は終戦以来逐年増大いたし、今日米麦を除いては農産物の需給は著しく緩和するに至りまして逐次完全な自由市場を回復いたして参つたのであります。これら農産物の価格の推移を見て参りますと、生産者が零細多数の農家であり、且つ、農産物の特性上、出廻期が一時期に集中し、又需要の変化に即応して生産を調節することが困難であること等の事情によりまして、季節により、又年により相当な価格の変動を示して、正常な価格水準からも低落する傾向を示すに至るものも生じているのであります。かかる事態を自然の推移に放置しておきますならば、農業生産を不安定に
