議論すると時間が長くなりますが、図工や芸能科の教科書を持って帰らぬというのは、あなたは知らぬからです。私も子供が学校に行っておりますが、うちへ持って帰ってオルガンをひいて勉強しておりますよ。そういうようなことは、もしそんなことがあるなら、それこそ文部省は通牒を出して指導してもらわなければならぬ。やはりこれは少くとも、アメリカは知りませんよ、アメリカはともかく、アメリカン・スクールを見た範囲内においては、教科書のみならず教具も大体において全部貸与しておりました。そこで一定のものはそれこそ無償の精神が実現されておるのです。しかも学校教育の範囲内で教育をやれるようなシステムになっておる。日本はそうではなくて、相当うちへ帰って自学自習をやる
