では目標に対して、昭和四十五年に労働力が不足するという御判断ならば、あなたの見地から日本の人口、特に技術移民はやる余地がないと、こう考えてよろしゅうございますか。それとも積極的にどしどし海外に向かって日本の労働力を移住させるという御見解でありますか。
では目標に対して、昭和四十五年に労働力が不足するという御判断ならば、あなたの見地から日本の人口、特に技術移民はやる余地がないと、こう考えてよろしゅうございますか。それとも積極的にどしどし海外に向かって日本の労働力を移住させるという御見解でありますか。
私は池田内閣の所得倍増計画にけちをつけるのではありません。あなたは名前の通り、経済企画の長官ですから、日本の全体の経済構造をどう持っていくか、この一つの理想を立てられて、その理想のもとに、何年までは農業労働は余る、何年以降は足らない、だからこれだけの者は移民をさせろということをあなたが御指示なさる立場にある。それを作らずに、所得倍増計画は、大きな面ではないかもしれませんが、完全とは言えないと思います。
小坂さん、よろしゅうございますか。経済企画庁長官は、移民は積極的にやらんと言われる。それじゃ、外務大臣に聞きますが、昨年の今ごろの委員会の席上で藤山前大臣は、三十五年度を第一年度として、五年間に十万移民の構想を述べておられるので、これを引き継がれた小坂外務大臣、この目標について、就任以来関係各省庁、特に迫水さん、あるいは周東さん、あるいは水田さんと連絡をとられ、この十万移民の目標をお立てになったのかどうか。
そうすると、外務大臣としては、移住を積極的に進めたい、経済企画庁長官としては手控えたい、こうなっているのですか。
それじゃ大蔵大臣にお伺いしますが、大蔵大臣はこの移民問題をどのくらいの熱意を持ってお考えになっているか。
大体、刺身のつま程度のものと、移民についてはそう思ってよろしゅうございますか。
三十六年度の予算で移民関係に、外務省、農林省、通産省それから運輸省、どのように大体割り当てられておりますか、これは政府委員でよろしい。
十七億ちょっとであります。これは全体の予算から見ると〇・一%です。小坂外務大臣は、移住局を新設されて、有能な高木局長を簡抜をされて、そうして張り切って日本の移民をやろうとするし、大蔵大臣は〇・一%の予算をしぶしぶ出す、経済企画庁長官は出す必要はなさそうである、一体これでいいのですか、移民に対する池田内閣の根本方針は。
今、非常に正しい御答弁でありましたが、過去におきましての移民政策は、人口問題の解決、これが着眼でありましたが、将来はそうじゃなしに、海外協力、日本との経済交流、国際友好の推進と、こういうところに主眼が置かれるわけであります。といたしましたならば、海外経済協力基金として予算に組まれておるものは、昨年度分を合わせまして、大体どのくらいのものを大蔵大臣は組まれておりますか。
そうです。
この百億の金を将来どのように使用しようとしておられますか。外務大臣、大蔵大臣、企画庁長官。
昨年五十億取って一銭も使っておらない。そこへまた五十億ふやして百億取った。しかし、その使い道はまだ検討されておらない。これからその主任者をきめてからその意見で百億を使おうとなさるのですか。そういう見通しで一体予算を組んでいいんですか。
外務大臣は、この使い方についてどう考えておりますか。
迫水企画庁長官は、この百億は、大体東南アジアとお考えになっておる。移民の重点は中南米と、こうなっておるようで、私のしろうと考えでは、この金を使う場合には、移民計画と密接な連絡のもとに、せっかく投資する国々にその投資事業と関連をさした技術移民を出して、そうして移民と関連のもとにこの百億を使うべきじゃないかと。なけなしの金で日本の利益を無視して慈善事業をやるほど日本には余裕がないはずです。この百億を生かすために——移民との関係を無視して、迫水さんは東南アジア、移民は中南米、こういう一体チグハグな使い方でほんとうにやっていけると、それが有効だとお考えになるかどうか。迫水長官。
農林大臣に聞きます。過去の移民実績から見ますというと、農林移民が大体九割を占めております。ところで、農業基本法によりましても、また、現在の状況を見ましても、日本の農業労働力が毎年三十万内外が商工業方面にずっていっておる。農林大臣としては、有為な若い農村青年を海外に出すよりも、むしろ国内の農村振興のためにとどめておくと。そうしないというと、農村はじいさんばあさんだけの労働力、こうなるわけであります。農業基本法という農民にとっては憲法を今通そうとしておられるのですから、農村振興をいかにするかという見地から見ると、有為な農村青年の労働力は、海外に出すよりも、農業基本法に基づく農村建設のために留保すべきものと思う。その点どうですか。
いや、私の聞きたいのは、農林大臣として、農村人口が余る、これを何とかして優秀な者でもとにかく海外に出さす、あるいは商工業方面に転換させるというお考えなのか、あるいは、ほっておいても農村を離れて青年は都会に流動いたしますから、とても海外まで十万というような農民を出す余力がないんだ、こういうふうにお考えになるのか、それを聞きたい。
アメリカの新しい政策として平和部隊がやられております。けさの新聞を見ましても、一日に千通以上の申し込みが殺到している。そして、それは十三歳から八十三歳までの各層を含んでおるのであります。これは決して出かせぎ根性ではない。アメリカの海外友好関係を促進するというところに重点があるのでありまして、日本の移民も貧農の出かせぎという観念から切りかえていかなければならぬ時期にきております。遺憾ながら移民に対する認識、国全体の熱意というものが非常に低調である。低調な原因は宣伝方法もまずいが、同時に教育において海外発展ということがほとんど行なわれておらない。ブラジルに五十年も苦労をしてそうして発展した先輩の仕事であるとか、それから将来の日本の関係を
ブラジルと日本との移民協定に盛られております自由移民と計画移民とは、大体どのくらいに見当をつけておられますか。その数、見通しは。
ブラジルの政府側が日本の移民を非常に大きく希望しておる、大体万をこしますか、見通しは。
三十五年度の移民計画と実績並びに三十六年度の目標はいかがでありますか。