そうしますと、ただいま官房長がお話しになった今年度の二百五十二億のこの各省の配分を見ますと、どうも発言力の強い大臣がむしり取った感じがしてならない。現在の日本の科学技術のおくれたものを取り返して、さらに追い越すために私は二つの着眼があると思う。一つは十年間のおくれを取り戻すために、現実の産業の面とか防衛面におきましては、これは基礎研究では間に合いませんから、すぐれた外国のパテントを思い切って買う、これが第一の着眼であります。遠い将来のことを考えますと、学校教育に重点を置かなければならない。基礎科学の振興、そうなれば文部省予算というものがもう少しふえなければならぬのではないか、こういう感じもするのです。この振興局の第八条を見ますと、今
