それじゃ価値がありましたか。
それじゃ価値がありましたか。
一方、国内においてはまだ伊勢湾台風で家がなくてふるえ上がっている人がおるんです。国全体から見たら、ハワイの文化センターに三百六十万円やるなら、なぜそれを伊勢湾台風の罹災者にやらないかというのです。岸さん個人の金を使うなら勝手です。これは国の予算でしょう、国民の出した税金でしょう。それを使うのに、日本人は今これから冬に向かって寒さにふるえ上がっているときに、ハワイに行って文化センターにやらなければならぬという理屈がどこにあるんです。国の予算を使うのに、総理大臣であろうが何だろうが、それを外務官僚が黙って見ていることがあるか。岸さん個人の金を使うならだれも文句は言わない。一方、国内においてはどうなっているか。しかも、名古屋の罹災地の人に
私は、あなた方は今そういうことをおっしゃるが、この一月二十一日の読売の「政界メモ」という欄にあるのですよ。これは困ったのです、川島幹事長も。そうしてさっそく、「山田外務次官を電話に呼び出して真相を聞き出そうとしたが、同次官も全く見当がつかないとの返事であった。」と、こうなっているんですよ。あとから為替管理法でやられる、ロッキードのリベートじゃないかと疑われる、四苦八苦して、そうしてあとからあなた方がしりぬぐいをする。この直後に山田次官は、知らぬと答えているじゃありませんか。新聞にも書いてある。この新聞記事は間違いですか。
言わざるを得ないか誤りか、はっきり言いなさい。僕は新聞記者に聞いてみるから、もう一ぺんやるから、これは。どっちですか。川島さんから山田次官に電話をかけたら、知らぬと答えている。困っている、党は。
間違いと言わざるを得ないなんて自分で言っているから、確かめずに。
去年からそういう話があったなら、事務的に次官も知り、大臣も決裁し、政務次官も知っておらなければならぬ、一万ドルの寄贈というものは。この新聞を見てだれも知らない。困っている。それで川島さんが岸さんが帰ったら聞こうと。下手をすると為替管理法の違反になるぞと心配をした。あげくのはて事後承諾の形式で報償費から出されたという疑いを持たれても、この新聞記事を見て弁解の余地はない。
私は、報償費というのは、そんなものじゃないと思うんです。報償費というのは、実際情報工作費なんです、貴重な。文化センターに寄贈する費用は含んでいないと思う。あなた方が外務省と大蔵省と折衝してほんとうに苦労して取ったこの情報費ですよ。何の必要があってばかなことをやるかというんだ。これはどうせ国民が判断するから、そう逃げるなら、これ以上追及せん。ほかにたくさんありますから、あとに譲って問題を保留しておきます。 その次は、アジア協会に補助金四千百万円を出しているが、何をやらしているのか、どういう成果を上げておりますか、大臣。
通産省関係の予算を一昨日審議をいたしましたときも、アジア経済研究所というのがありまして、これに外務省以上相当の額を計上しているのですね。各省ごとにこういうものをお作りになるのはいいけれども、大局から見たら国費の消費じゃないか、人的にも仕事の面においても。アジア協会とアジア経済研究所の仕事に大きな違いがあるのですか。これを一つに統合できない理由があるのですか。
日米修好百年祭のために四千五百七十三万円というものが支出されておりますが、具体的にどういう行事をおやりになるのですか。大臣でなくていいです。
まあ岸さんの寄附よりはいいでしょうがね、一万ドルの寄附よりは効果はあるだろうが、何だか花火線香式なお祭り騒ぎという感じを非常に受けるんですが、もう少しじみちな方法はないかと思われますが、これはまあこれ以上やりません。 その次は、在外公館の借り上げ料五億一千六百万円を計上しております。これは年々五億円以上の家賃を払っておる。いかに不経済な、ばかげたことかということは、経済専門家の藤山さんはよく御存じだろうと思う。先年、私がトルコに行ったときに、トルコは日本大使館を建てるのなら広大な土地をただでやろうとしておる。そうすれば、銀行から借り上げて作っても、家賃を払うその十年間分でその公館というものが国有財産になって、みすぼら「しい借家住
これは普通の外務大臣じゃできないので、藤山さんならできそうに思うのですね。将来一つそういう前例を作ってもらいたい。 もう一つは、あの公館に働いている下級の職員、その人が日本から来て高い家賃の部屋を探すのに四苦八苦して、その家財道具をまた高い金で買い集めている。今度は帰るときには二束三文でですね、売って帰って来る。これまた個人生活に入るが、気の毒というか、不経済というか、ばかげたことやっていると思います。どうせだれか行かなければならぬのなら、その宿舎も恥ずかしくないものを作ってやって、そうして家賃を取ってもいいじゃありませんか。そうすれば住宅問題で一つも苦労せずにやれる。そういう親切気が一つもない。総理大臣の場合は気前よく出すとい
一つ藤山さんが外務大臣でおられる間にこの方針を立てられて、外地の人たちが少しも不安なしに一生懸命仕事のできるように、親心の一つモデルを作っていただきたい。 その次にお尋ねするのは、特殊語学手当がわずかに四百二十五万円、これまたアフリカ語、トル三語、インド語、インドネシア語、タイ語、ビルマ語、この語学の力、特に小さな国の語学を覚えることが非常に親善外交を招いているのであります。同時に、これらの人はつぶしがきかない。フランス語や、英語担当ならききますが、そういう人に対して思い切った手当を支給しなさいということは三年前から言っている。そうしてきょう初めて見ますと四百二十五万、鼻くそほどの予算が出ている。こんなことでいいのですか。
私がなぜこれを言うかといえば、これは優秀な外務省の役人は出世街道をどんどん驀進されている、イギリス、アメリカ、今度は本省勤めと。それもちゃんとスケジュールはきよっている。二年たったら本省のどこの課長だ。ここへ行っている連中はそうでないですね。つぶしがきかぬだけに、あの環境衛生の悪い所で、暑い砂漠の所で、未開発地に、映画一つない所で、まつ黒な土人を相手にしながら一生そこで骨を埋めようとしておる。これくらい嵩高なるものはないです、日本の外交官として。だからこの人たちの、せめて名誉は得られないにしても、物質的に不自由しないというだけの親心をなぜこの予算にもっと思い切って取らないか。アメリカの百年祭のお祭り騒ぎに四千万円取るなら、この語学の
今度サウディ・アラビアに新しく公使館をお作りになりましたが、あの不便な暑いところに勤務する人に、どれくらいの一体給与を考えておられるか。
一体どのくらいの給与水準ですか。
アメリカが一〇〇なら、私は外務省としては、ああいうところへ二〇〇やるのが当然だと思います。いずれこれはほかの機会にやりましょう。 もう一つお伺いしたいことは、経済幕僚というか、その関係の館員が手不足で、経済外交にマッチしない陣容をとっておる。その一つの例を申しますと、エジプトのカイロ、あすこに中共の大使館が出ておりますが、館員は二百名、ほとんど全部が経済関係です。それに対して、こちらは土田大使以下ごくわずかしかおらない。私はあのとき感じたんですが、なぜジェトロの海外派遣員、これは予算をその方から出さして、あれを在外公館の無給兼員にして、そうしてほんとうに経済幕僚として活用なさらぬかと通産大臣にも言っておきましたが、これは藤山外務
次はインドの問題ですが、インドの農村に、日本の青年が数名私費で入って、数年間苦しみ抜いて、その結果病気になり、インドのいなかの病院で療養しておる、このニュースを知ったのですが、外務省はこれについて、どの程度に調査されておりますか。これはきのう予告しておいたのですが、どなたでもよろしい。
そんなことを聞いたのじゃない、私の聞いたのは。もっと大事なことがある。この四人の青年が、数年間からだを粉にしてやった。その信用は、皆さんの百回のレセプションをやる以上の国際的信用を博しておる。新聞に伝わり、口からロヘと……。しかもそれに対して、一体インド大使は、援助の手を差し伸べておるのか、事前に経済面において。
助けておりますか、現在。
那須さんというのは、農業の権威ですから、その大使がおりながら、日本の青年を見殺しにするなんて、外交じゃない。