それじゃここに書いてある要点が間違っておったら、柱が間違っておったら延ばしますか。小さなことを言うのじゃない。根本問題だ。
それじゃここに書いてある要点が間違っておったら、柱が間違っておったら延ばしますか。小さなことを言うのじゃない。根本問題だ。
それではこの内容をかいつまんで申し上げると、ロッキード採用の根拠は、第一点が、米空軍の現有優秀機であるということ。第二は、西ドイツ、カナダも採用し、特に西ドイツにおいては生産を開始しておる。こう書いてある。第三点、コンベアは優秀だが上昇力と速力ではF104Cに劣っておる。しかも価格の方は高い。これが第三点。第四点は日本向けの改良型は日本の特殊事情に合う。この四つがその内容の四つの柱だと思う。その点はいかがですか。
四つです。
それでは一つ一つの資料によりまして、今申されました柱を一本ずつくずしていきます。くずれます。まず最初にお伺いしますが、米空軍は防空任務からはずして戦術空軍にした。この戦術空軍というものの主任務は何ですか、一体。
ちょっと、空幕長は要りません。これは時間の関係上省こうと思ったら、あなたがおっしゃるからつけ加えておきますが、この防空空軍としては、アメリカは104のAとB、Bは練習機です。戦術空軍というと戦場爆撃をやる。爆撃が主体です。これは104Cと104D、こうなっておるわけですね。それを防空空軍に使っておった104のAとBが役に立たないというのではずした、取り除いた。そうして爆撃機としてのF104Cと練習機としての104Dだけが残っておる、現在。防空にはF104というのは使われない、爆撃に使われておる。こういうことを申し上げた。いかがですか。
それは違っておるのです。この戦術空軍というのは、大体全天候性は要らない。自分から進んで出ていく。ところが、防空部隊というのは要るのです、夜でも昼でも飛ぶから。だから全天候性というのは、戦術空軍には絶対不可欠の条件ではない。しかし、防空には絶対不可欠です。それがないから、104AとBをできないからやめてしまった。それが、ごく最近のアメリカのエビエーション・ウィークという雑誌でございます、これはきわめて権威のある防衛庁でも御研究になっているでしょう、その十一月二十三日号、それを抜粋いたしますと、こう書いてあります。米防空空軍は一九六〇年初めまでに104A及びB型昼間戦闘機をすべて廃棄処分する予定である。その総数は約百五十機と思われる。米
さすがは専門家で、明快な御答弁がありましたが、あなたのおっしゃった通りです。これは全天候性を持っておらん、セージに運動しないという二つの大きな欠陥を持っているために、防空というのでは主任務にならない。104Cでも、戦闘爆撃機は目で見てやるのでございますから、二つの要素は要らないから、主体はあくまで戦場爆撃というものに使われるというのが、この飛行機の性能であります、性格でありますから、副目的で昼、目で見えるときは防空として使う。そう解釈するのが至当な判断だと思う。そこで問題は、アメリカがこういう判断を下したという中には、これができてから、二年間の実験であります、二年間のアメリカの実験がここへ来た結論として出たと思う。あなたの方は、貴重
そのことは知っております。それでは承りますが、104J、それはドイツの改良型と似ておりますか。
それではここにドイツの航空技術雑誌お示しします。これもきわめて権威のあるものです。ここの写真のところには、あなたのおっしゃった104Jのことが書いてある。そうしてその註釈にいわく。この図は、カナダでロッキードF104スター・ファイターを、カナダのライセンスで作った改良された104Jである。これは元来、ドイツ国防省が現役及び偵察戦闘機として注文した中間試作機━━カッコ付きで遊び半分と書いてある━━遊び半分に中間試作機でやったやつを、カナダのライセンスでアメリカが作ったのだ、こう書いてある。ドイツは104Jをまだ正式としては決定していない。いかがでありますか。
それではあなたは、104Cの改造型というものが、いわゆる安全性を高めるために、上方脱出装置というのがありますが、下方のやつを上方にする、それはまだできておらないと思いますが、あなたはその改造された上方脱出装置に変更されたものにお乗りになりましたか。その方にお乗りになりましたか。
その通りです。あなたは乗っておられない。九月号のエビエーション・ウィークにはこう書いてある。この改造をやったところが、地上実験をすると危険を感じて飛行を禁止していると書いてある、九月号に。飛んでおらない。いわゆる上部脱出装置の改造ができておらない。地上実験の結果、危険で飛行を禁止しているのです。御存じですか。
先ほどあなたは、ドイツは104D型をロッキード社に作らしているとおっしゃったが、ドイツに対する資料は防衛庁はほんとうに責任をもって調査はおやりになりましたか。やられたならば、どういう方法で、どこから資料を取られたか、それを承りたい。
それじゃ西ドイツ、カナダで正式決定した、少なくとも西ドイツにおいては最終決定をしている、こう見ていいのですか、重大な問題ですよ、これは。
このロッキード問答に書いてあるのですね、はっきりこれは、米国の防空空軍としてはコンベア106、それを生産するほかは、生産は継続しないということのようであるが、しかし、F104Cは西独においてすでに生産を開始しと書いてありますね、間違いありませんか。だれでもいい。
生産を始めているかどうかという問題はここに書いてある。(「その資料をこちらに出してもらいたいな」と呼ぶ者あり)
このロッキード問題という、これが出ているとすればいただきたいが、これにははっきりと西独においてはすでに生産を開始していると書いてある、それを聞いている。どういう根拠でどういう調査ですでに開始したとおっしゃるかというのだ。
各新聞に出たのは間違いですな。西独は九十六機輸入、二百機国産としてすでに生産を開始しと書いてあるのは間違いですね。
大体防衛庁のこの防空戦闘機に対する研究がアメリカに偏しておるのですね。アメリカはこの前の戦争では防空については戦争の体験はない。本国が爆撃されておらない。世界で一番防空の苦心をしたのがイギリスでありドイツでありフランスなんです。その戦略的な条件は日本とよく似ています。いわゆる国境を接しておるか、少なくとも防空の範囲が非常に狭まい。日本に非常に似ているのはアメリカじゃない。イギリスでありドイツであり、フランスだ。そうなってくると、この防空体制をアメリカのサルまねすることが、はたして日本に適するかどうか、こういう観点から見ると、アメリカの戦闘機というものはおくれておる。少くとも日本には適していない、地理的条件に適していない。戦略条件がむ
それじゃ一つだけ承りましょう。フランスの現用戦闘機は何で、どういう性能を持っているか、簡単にだれでもいい。だれも答えられないのですか。だれでも早く。時間だ時間だ。常識ですよ。
性能。