確かに、ここ二年八カ月、さらにもう少しさかのぼりましての金融制度調査会におきましての一番大きな旗じるしは、効率化ということでございました。そして、その方向に沿っていろいろな施策が推進されたことは、ただいまお示しのとおりでございます。 ただ、この預金保険制度につきましては、実は、銀行局、銀行行政といたしましては、昭和三十年、三十一年ごろからその必要性を非常に痛感しておった制度でございます。そのころは、もちろん効率化という概念はまだあまり出てきていなかった時期でございますが、その時期におきましてなぜ預金保険制度をぜひとも設けなければならないかということを感じましたかと申しますと、やはり弱小な金融機関に万一の破綻——まあ実際にそれはあ
