私からお答えします。領土問題につきましては、最初から戦前の領土は回復してもらう、こういう方針で交渉に臨みました。戦前の日本の領土は回復してもらいたい、こういう態度でごさいました。交渉の進行するにつれて、日本の主張する主張の理由が、固有の領土というところに非常に重きを置くようになりまして、歯舞、色丹はむろんのこと、択捉、国後も十分にその趣旨で論議を尽したわけでございます。しかし全体として領土は戦前の領土を回復するという方針で進んで参ったのでございます。 それから文化協定のことは、これはどういうことか知りませんが、たとえば文化協定とか通商貿易の問題だとかいうのは、国交の正常化があった後にやるという順序にこれは初めからなっておるのであ
