長年、行政の中心におられ、しかも、なおかつ最大の事業官庁での御経験に基づかれた岩井委員の御指摘は厳粛に受け止めさせていただきたいと思いますが、現行の行政事件訴訟法につきましては、御承知のとおり、昭和三十七年に制定されたものでございます。それから四十年余りを経まして、行政需要の増大と行政作用の多様化に伴いまして、行政による国民の利益調整が一層複雑多様化するなどの変化が生じております。 三十七年当時から今日までの予算規模という面で見ても、数十倍という予算の増大があり、また手掛けている仕事の内容も大変多様化しているのは委員御承知のとおりでございますが、今回のその改正案につきましては、このような近年における国民と行政の関係の在り方の変化
