戦時中あるいは戦後の非常な時勢のために、取替あるいは修理の足りなかつた部分が非常に多いのであります。これらの修理とか、あるいは取替というようなものは、経営経費でありますから、私は借金によるべきものじやないと思いますけれども、いわゆる繰延べ方法によつて処理して行くということも、一つの方法と考えております。
戦時中あるいは戦後の非常な時勢のために、取替あるいは修理の足りなかつた部分が非常に多いのであります。これらの修理とか、あるいは取替というようなものは、経営経費でありますから、私は借金によるべきものじやないと思いますけれども、いわゆる繰延べ方法によつて処理して行くということも、一つの方法と考えております。
私はその繰延べに全然賛成で、そういう方法をとれるものならばこれは非常にけつこうですが、そういう厖大なる資金がはたして借入金によつて借りられるかどうかという実際上の問題がまた起りますので、必ずしもこれが全面的に行われるものだとは思われません。
裁定実施の資金というようなものは、経営的経費でございますので、これを借金によつて毎年心々まかなつて行くということは、私は健全なやり方ではないと思います。ただ今年度に限つては、これから運賃改正によつて増収をはかりましても、一月からやりましても三箇月しかございません。そういう関係上、やむを得ず借入金をいたした予算をお願いしてございます。
それは、あらゆる機会において――当委員会においては、私は、国鉄の裁定その他について意見を申し述べる機会が今日までございませんでしたが、しかしながら、運輸委員会等におきましては、熱心に、国鉄の再建が必要であるごと、国鉄が財政的にいかに困つておるかということ、それをどうしたらいいかというようなことは、しばしば述べておるのであります。ただしかし、この機会において、時間が許されるならば申し述べてもけつこうでありますが、時間がかかるので、要領だけ申し述べておるのでありまして、いずれかの機会にまた機会をつくつていただいて、ゆるゆると申し述べてもよろしゆうございます。
今日ここでお話申し上げてもけつこうなんですけれども、しかし、それは数字等も入りますから、明日にでも申し上げます。
だんだん伺つてみますと、御承知かと思いますが、私の方の国鉄の財政の現状その他についての参考資料を差上げてないようでございます。これは追つて差上げますが、簡単に申し上げますと、今日まで、経営合理化については、いろいろ努力して参つたのでございます。たとえば、先ほどもお尋ねがございました増収対策というようなものにつきましても、努力はして参りましたが、何分にも外郭のいろいろな諸条件に支配されるものでありまして、積極的に大きな増収対策というようなことは、きわめて限られて参ります。ことに建造物の貸付等については貸付料の整理その他もございましたり、用地の貸付等にいたしましてもそういうことがございますが、漸次料金等は引上げて参りまして、昭和二十四年
ごもつともなお話であります。私といたしましても、どんなこまかい財源につきましても、しらみつぶしに調べまして、われわれの同僚従業員諸君の福利あるいは給与の改善ということについては、できる限りの努力をいたすつもりでおりますし、今日までもいたして参つたつもりでございますが、はなはだ微力でありまして、遂に運賃値上げによらざるを得ない、しかも今年度は借入金にも仰がなければならぬということに相なつたのでございますが、今後といえども、決して少しもそういう大きな世帯だからこれはいい、あれはいいといつたらみんなだめになりますから、そんなことは考えておりません。しらみつぶしに調べまして、できるだけのことは私どももいたして行きたいと考えております。
御指摘の不用品の売却あるいは不用施設の売却というようなことにつきましては、十分これを考慮しております。当初の計画のほかに、さらに八億六千万円増加して、今度の予算を編成いたしております。そのほか修繕費の節約でありますとか、石炭の節約でありますとか、土地物品貸付料その他の値上げ等、いろいろなものをこまかく実は拾い上げておるのでございます。これらを前もつて御参考にお見せしなかつたことは、まことに遺憾でございますので、さつそくととのえまして、お目にかけるようにいたしたいと思います。
お答え申し上げます。定員の問題というようなものは、いろいろな見方がございますので、いろいろ議論があろうかと思いますけれども、私どもが大きな腰だめで今まで考えて参りましたのは——ただいまの機関車の乗務員の問題、いろいろなものがございますが、それらのものをひつくるめて、どういう考え方で今までやつて来ておるかと申しますと、輸送量の増加が毎年若干ずつあるわけですが、その増加率の大体半分ぐらいの率で、やはり人間もふやして行かなければならぬというふうに考えて来たのが、鉄道のやり方であつたと思います。今日でも、およそそういうことで私はにらんでおります。そういたしますと、昭和十一年が二十二万八千人、約二十三万人でございますので——輸送量の増加は、先
これはちようどいい資料がなかなか見つからぬのじやないかと思われます。と申しますことは、私鉄は大部分電車でございます。従いまして、動力の点が非常に違つております。国鉄は、おおむねが石炭でございますから、その間の関係がじやまをしてうまい比較になるようなものは、なかなか手に入りがたいのではないかと思います。
お説の通りでございまして、ただいまのところでは、現在二十七年の当初においてきめられました予算以外には予算はございません。おつしやる通りであります。従いまして十六条云々という問題は起るはずはないのでありますが、しかし時期がだんだん切迫して参つておりますので、予備交渉的ないろいろな話合いをしておる程度のものでございまして、理論的にはおつしやる通りであります。
予算の決定がありましてから、その間の問題は明確になることは、言うを待たないことであります。
補正予算が出されるまでの間に、政府には相当お願い申し上げたのであります。ところが、遺憾ながら今閣議決定になつたわくの中に納まつたわけですけれども、しかし実情に応じてできるだけ、幾分なりとも多くやりたいという心持は持つております。けれども、そのわくを大幅に広げるということは、やはり非常にむずかしいのじやないか。ことに御注意を願わなければならないのは、ただいま石炭のストで、その方面においても収入が激つて来ております。列車をまた間引かなければならないというようなことで、非常に暗澹たる状況にありますので、心配しておるようなわけであります。三千円というのは、ただ単にそういうような金の計算の仕方もあるというだけのことでありまして決してそれでなけ
りくつはその通りでございますけれども、何分年末が差迫つているので、実はこの席を拝借しまして皆さんに、非常に御審議が重なつて御多端だと存じますけれども、なるべく早い時期にきめていただきたいと存じます。一方予算の方の関係もございます。さらに予算にひつかかつて運賃法の改正がございます。その三者がからみ合つているのでございまして、非常に御迷惑だと存じますが、どうか従業員諸君のために御勉強願いたいと思つているようなわけでございます。さらにこの裁定を持ち帰つていろいろやることになつて来たら、どうも私としては忍びないところであります。
工事費あるいは償却の費用、修繕費等が多いか少いかということについては、それはなるほど収入のデータ、収入との比率とかなんとかいうことで、私はいろいろ議論はあると思うのであります。そこで観点をかえまして、戦前あたり一体レールを年間どのくらい使つておつたか、まくら木はどのくらい使われておつたか、セメントはどのくらい使われておつたかというようなことと、現在の状態とをちよつとお話して御参考に供します。数字は省略しますが、鋼材——レールも入つております。昭和十一年を一〇〇といたしますと二十六年は七四であります。いかに使つておらぬかがわかるわけであります。レールは昭和十一年を一〇〇といたしますと二十六年は七九です。まくら木は昭和十一年を一〇〇とし
この問題につきましても、私鉄の比率によるのがいいのか、一般会社の倍数によるのがいいのか、いろいろな議論があると思います。但し、私鉄の方は、何と申しましても国鉄よりは列車が軽い頻繁度も地方へ行くと少い。都会附近でありますと電化してありますから非常に違う。いろいろな面で私鉄の三・五倍というものをそのままとつていいのか、あるいは一般会社の八・一というものをとつていいのかということには非常に疑問があると思います。ことに戦争中並びに戦後におきまして、非常な荒廃を見た今日において、とりかえの費用については、財政資金を出していただければ非常にけつこうですが、出さないからといつてほつとくわけには行かない、これが一番大事なことです。どうしてもほつとけ
その点は非常に微妙なことになるのですが、先ほどは石田さんでありましたか、一体予算もきまらぬのにそういう何千円とかなんだとかいう話をするのはおかしいじやないか、そういうものは今から言つてはいけないと思うというお話もあつたのですが、そういう議論はともかくとして、とにかくこの押し詰まつた暮れには一日も早く何とかめどをつけて行かなければならぬと思います。ですから、まあおよそのところでいろいろな話をしておるわけであります。三千円というのは、どういうところから出て来たのですか、ちよつと私にもわからぬのですが、そういう話をしておる向きもあるようです。しかしそういう何千円とかいうことでなく、どんな方向で、どういう形で納めて行くか、早く納めて手を握ろ
その点は、もとより何ら異議のあるものではありません。誠意をもつて団交いたします。
これはなかなかむずかしい問題でありまして、かけひきをするわけでも何でもないのですが、やはり国鉄の運営にあたりましては、人というものが非常に重要な要素を占めるものでありますから、その働いておられる方々の満足というものを求めなくちやならぬ、それにはそのわくというのを大きくしてもらいたいということは常に考えておるわけなのであります。従いまして、私としては、でき得る限りその運用によつて若干なりとも多く多くというふうに考えております。
私鉄と国鉄との比較論になるのでありますが、今おあげになりました関西方面の五大電鉄というようなものは、これはまさにりつぱなものであります。しかし、全体の私鉄というものと国鉄とを比べてみまして、一番大きな相違は何であるかと申しますと、今お述べになりました五大電鉄のごときは、ことにそうですが、ああいうところは貨物を扱つていない。お客さんだけであります。そこが非常に違つております。それから、そのほかの私鉄等におきましては、貨物をやつていない関係上、機関車の重いものもいらなければ、長大な列車も走らないというような点がある。それを一々どこが違うかということを詳しく言うことになりましたら、ここで私が簡単に常識的に申し述べることは、少し慎重を欠きま