政府のこの予算に対する措置は、まだ詳細にはわかつておりません。しかしながら、大体その要求は全面的にはいれられず、多くの削減を受けるようなかつこうになつていると承つております。
政府のこの予算に対する措置は、まだ詳細にはわかつておりません。しかしながら、大体その要求は全面的にはいれられず、多くの削減を受けるようなかつこうになつていると承つております。
ただいま申し上げましたのは、二十八年度における裁定実施に必要な措置であります。二十九年度以降については、非常な多額の金がいりますので、これをいかようにして捻出するか、いかようにして節約するか、そういう問題をもあわせて考えなければならないので、追つかけてそれを考えておりますが、これについては、単なる節約であるとかいうようなことだけでは、とうていまかない切れず、あるいは運賃の改正というところまで行かなくちやならないのではないか。非常に遺憾でございますが、でき得る限り少い運賃の値上げという面で、どうしてもそこまで行かなくちやならないのではないかと考えております。
先ほど来申し上げておりますように、裁定はかみしもを着ておるように私を厳重に拘束いたします。従いまして、今年も来年も実施して行かなければならない。その実施のために、やはり恒久的な財源を見つけなければならないと思つております。無理をいたしまして、修繕であるとかあるいはとりかえの費用を削りますれば、それは裁定の実施はできます。しかしながら、一面において、公共の企業である国鉄というものを危険にさらすわけには参りません。彼此勘案いたしまして、でき得る限りの努力をいたしますが、あるいはそういう面から運賃の値上げもまたやむを得ないというようなことになるのではないか。しかし、その際におきましても、でき得る限り低率な値上げという方向に進んで参りたい。
今年度はとりあえず借入金によつてまかなうということでありますが、これは永久にそういうことで行くべき筋合いのものではありません。従いまして、これを恒久財源に求めるということになりますれば、先ほども申しましたように、あるいは修繕とか、あるいはとりかえの費用を削るとかいうことによつてまかなうよりしようがない。しかし、そういうことをすること自体が、今度は一方において国鉄本来の使命の遂行上非常な不都合を生ずるのであります。従いまして、それらの財源については、今日のところやむを得ないところでありますが、運賃の低率な引上げということに行かざるを得ないのではないか。そのほか合理化あるいは増収対策、いろいろ講じますけれども、結局のところ百数十億に上り
国鉄の将来の運営に関しまするただいまの御意見、まことに貴重に拝聴いたした次第であります。抜本塞源的ないろいろな方策を今後練つて行かなければならないことは、お説の通りであります。今日建設いたしております三十線が完成いたしますと、概算年々約四十五億の損失になります。しかもこの線路は、十年や二十年では営利線にはならぬと考えております。従いまして二十年後には約千億の借金を国鉄が背負うことになります。しかしながら、この新線は国鉄にはまことに迷惑な損の行く線でございますけれども、日本全体から見ますれば、いろいろな物資の開発あるいは電源の開発というような面で、大きな利益をもたらすものでなかろうかと考えております。従いまして、企業としての立場から申
やはり予算の補正を要するものでありまして、そのほかに財源の若干の不足を来すことは明らかであります。
お答えいたします。民衆駅等運営委員会というのは、固定財産の部外使用あるいは民衆駅の設置等に関しまする基本の考え方、どういうふうに考えたらいいかというふうなことを主として研究していただく委員会でございます。それからただいまの貸し賃等についての問題は、評価委員会がごく最近できましたので、その評価委員会で評価をしてもらつて算出するのでありまして、今日のところ、どこまで一体増収ができるかということについては、まだ数字があがつて来ておりませんが、いずれ通常国会に提出しますところの予算には、腰だめでもいいから相当の増収を見込みたい、かように考えております。
今のところでは、私は大体倍くらいにはできると思つております。
私どものお願いしました六十二億借金は、大体われわれの考えとしましては、資金運用部からお借りしたい、かように考えておつた次第であります。
まだ確たる計数上の問題は固まつておりませんが、そういういろいろな観点からでございましよう、政府としましても今度は六十数億円の借入れに応ずることはできないというふうな考え方のようであります。
従業員の整理をやるということは、これは企業それ自体から見ますると、それにかえるに機械化をもつてしたいということは、一応考えなければならぬ問題だと私は思います。ところが、残念なことに、この機械化の資金すらも今日の国鉄には余裕がない。それよりも先に、ローカル線のサービスの改善その他輸送上のいわゆる改善を急速に行わなければならぬというふうな関係からしまして、人手にかえるに機械をもつてするということも、残念ながらできませんので、今後におきましては、むしろ人手を増して行かなくてはならぬのではないかと考えておりまして、整理というふうなことは今日は私は考えておりません。
可能か不可能かということは、事実の認定でございますれば、予算もございますからわかるのでありますが、しかし、それは私の判定すべきものではなくて、私は当事者として裁定の実施に拘束されます。ですから、そういう認定は私の事実上の目で見ることはできますけれども、そういう権能はないと思います。
お答えいたします。物件費と人件費の割合の問題でございますが、これは戦前におきましても、ときどきひつくり返つたこともございます。物価の急騰等がありますと、人件費の方が下になつて物件費が多くなるということは、あつたのでございますが、戦後の状況をずつと見ますと、かなり物件費の高騰が急激にぐんぐん参りました結果、その比率が長きにわたつて破れておつたということは認めざるを得ないと私は思います。しかし、昨今におきましては、ただいま御指摘のように、だんだん人件費も物件費の方に追いついて来るというような方向でございまして、どうかして私はそういう方向に持つて行きたい、できるならばなるべくそうしたいと思つておりますけれども、何分にも戦争中あるいは戦後に
国鉄の将来をどうするか、という点につきましては、先ほども、ちよつと簡単でございましたが、申し上げたような次第でありまして、今日まではまた幾らか蓄積しました資産がありましたから、それをたこ配的に食べても行かれましたでしようが、交通界の現況は刻々と変化して参るのでありまして、ヨーロツパにおきましても、鉄道をどういうふうにするかという非常に大きな問題として扱われております。前者の轍を踏まないように、私は日本国有鉄道全体の経営について大きな反省をする、同時にその手段、方法というものをどうするかということを、皆さんとともに私は考えて参りたいと思います。これは私一人がいくらがんばりましても、やはり皆様のお力添えがないと、この考え方というものは私
北海道の職員諸君が、冬季になりますと非常に困難に打ちかつて闘つておつてくださるということは、私一昨年でありましたか、正月に北海道へ参りまして親しく拝見して参りました。その敢闘ぶりを見て、実に涙ぐましいものがありました。従いまして、北海道の職員諸君に対する寒冷地手当というようなものは、できるだけ早い時期に改善して行かなくちやならぬということは、常に心得ております。詳しい内容でありましたら、職員局長からお答えいたします。
実は非常に我々の事業も区域が広いのでございまして、只今のお話については、詳細については私、恐らく報告を受けたと思いますが、明確に記憶いたしておりません。従いましてその内容等については後日調査いたしましてお答えいたしたいと存じます。併しながら事の次第によりましてはやはり監督の責にある者も当然私は何らかの処分をされるべきものであり、又すべきものである、かように考えます。そういう点で間違いがございますれば今後是正して参りたいと存じます。
鉄道の管理機構をどういうふうにするのが一番いいかという問題は、これは非常に研究に値いする問題でございます。私はその当時追放中でございまして、一向その間の経緯は存じません。存じませんが、曾つては本省があり、その下に地方の鉄道局があり、その下に管理部があるというふうに、三段制の監督組織になつておつたわけであります。これでは余り複雑過ぎるじやないかというような意味合いであつたろうと私は存じますが、もう少し簡素にして重点を置かれるような組織にしたらいいじやないか、その結果、その中間の管理部という組織をやめまして、そうして只今で申しますと本省、管理局という二段制に持つて行つたほうが、簡易にして明瞭な経営組織になるのじやないかというふうな考え方
御承知のように、従来の、と申しますよりも、戦前の日本の経済というものは、ほぼ南方に向つて依存しておつたと私は考えるのであります。例えば朝鮮或いは台湾或いは中華民国というふうな方向に、取引と申しまするか、交通と申しますか、そういうような方向に流れておつたように私は考えるのであります。然るに戦後におきましては、そういう南方に向つての依存性というようなものはことごとく断ち切られまして、今度は北海道乃至は東北方面に向つておる。従いまして東北方面或いは北海道に向つての交通路が非常に狭隘になつておるということは事実でございます。従いましてこれが改善については今後格段の努力をいたして参るつもりでございます。ただ遺憾ながら資金その他の制約を受けます
表日本と裏日本とを結ぶということにつきましては、これはやはり重要なる一つの交通路として考えなくちやならんということは申すまでもないのであります。ただ御承知のように日本の地勢が丁度真中に連綿たる山脈が連なつております。この山脈を横断するということは非常に困難なことでございまして、従いまして線路も必ずしも良好なる線路じやない。勾配が多い、或いはトンネルが多いというふうな次第であります。仙山線の電化も当初はあの長大なる隧道の煤煙を避けるというような意味或いは牽引力をつけるというような意味で電化されたものでございます。 なお塩釜の問題につきましては、私どもは戦争中海運から陸に上つて来た荷物は、できるだけ海のほうに持つて行きたい、そうして
電化は只今非常に流行でございまして、あすこも電化ここも電化と申すのでございますが、電化については又電化についてのサービスの上の問題だけでなしに、経営の面から一つの何と申しますか、基準と申しますか、方向と申しますか、そういうものがあるのでございます。電化をすれば、只今のところでは国鉄の経営はよくなります。併しそのよくなると言いますことは、電気機関車の走る距離が非常に長くなる、一遍に走る距離がずつと長くなります。蒸気機関車よりずつと長い距離を走るという点、或いは石炭の節約になるという点、そういう点から見まして、鉄道の経営もよくなり、同時に又国家の経済の上からも利益になる、そのためには短い区間ではこれは余り面白くないのであります。やはり長