お言葉のごとく、この第二次大戰後の世界の経済社会の活動は、單に個人に任された自由放任的な考え方ではないことは私共よく分つているわけであります。従つて先ず第一に協定貿易、貿易協定というものが大体前提になつている、ということも想像いたしますし、又戰時中、戰後に亘りまして、先程お言葉がございましたブレトン・ウツズの協定のごときものも、これは明らかに貨幣を通しての世界経済社会における或る程度というか、その程度の問題はいずれにいたしましてもうともかくも相当計画的に行われているということは、想像できるのであります。こういう意味から考えましても、過去におきますところの野放図な自由貿易といつたような考え方ではないということだけははつきりしていると思
