王子製紙の争議の発生以来今日に至るまでの経過等につきましては、ただいまの報告を了といたしますが、そこで私は、この王子製紙の争議というものは、なるほど今お話のように三万幾らという賃金べース、非常に高い賃金水準、そこへ会社側の方では千百円手当を上げよう、こういうような話でありました。実は私はこの十三日から十五日まで北海道に参りまして、この苫小牧の争議のいろいろな実情を見て参ったわけでございます。そういうふうな高賃金のところで、会社もある程度認めようというふうな状態のストライキでありますので、北海道の一部では殿様争議だというような批評をしておる者もあるようでございます。しかし、そういうことは私は今ここで問題にする必要はありませんし、する意
